WHO、世界の献血の安全性における進展と課題を強調
WHO、世界の献血の安全性における進展と課題を強調
更新日: 2026年6月13日 07:30
世界保健機関(WHO)は、先ごろ『血液の安全性と供給に関する世界状況報告書2025』を公表した。
168カ国を対象とした本報告書は、この10年の進歩と未解決の課題の両面を明らかにしている。
2013年以降、世界の血液採取量は19%近く増加し、現在では年間献血の85%以上が自発的かつ無償の提供者によるものとなっている。
この変化は、自発的な寄付が救命医療にとって最も安全で信頼性の高い供給源であるため、極めて重要である。
しかし、報告書は深刻な不平等を指摘している。
血液へのアクセスは依然として不均衡であり、高所得国は低所得国と比べて、世界の献血の不相応な割合を占めている。
安全な血液は、手術や出産、がんや鎌状赤血球症といった慢性疾患の治療に欠かせない。
WHOは、安全な血液の不足で亡くなる患者は一人も出てはならないと強調している。
本報告書は行動を促すものとして、各国政府に対し、国家インフラの強化と持続可能な資金確保を優先し、どこにいる誰にとっても公平な血液サービスへのアクセスを保証するよう求めている。
