ロシア、占領下のザポリージャでマンガン採掘を開始
ロシア、占領下のザポリージャでマンガン採掘を開始
2026年4月、ロシアがウクライナのロシア占領下にあるザポリージャ州で、ヴェリコ・トクマクのマンガン鉱床の開発を開始したことが報告で確認された。
約17億トンもの鉱石を含むこの巨大な採掘拠点は、現在、国営複合企業ロステックが一部を所有する企業、レアーレ・エンジニアリング・インベストによって管理されている。
ロシアはマンガンの輸入を海外に90%以上依存しており、装甲車両や大砲といった軍用装備に必要な高品質の鋼鉄を生産するために不可欠である。
この鉱床を利用することで、ロシアは完全な自給自足の達成を目指しており、年間国内需要を上回る最大170万トンの生産を見込んでいる。
旧式の採掘インフラを再建するために1000億ルーブルという多額の投資が必要となるが、ロシアの防衛産業にとっての戦略的メリットは極めて大きい。
この動きは不可欠な工業材料の確保につながる一方で、ウクライナの主権が及ぶ土地内の天然資源を利用することによる複雑な地政学的および法的な帰結を浮き彫りにしており、戦略的な鉱物資産をめぐる将来の紛争に対して懸念すべき前例を作り出している。
