司法省、企業向けプロキシ・アドバイザーに関する指針を改定
司法省、企業向けプロキシ・アドバイザーに関する指針を改定
更新日: 2026年8月8日 04:00
企業統治における重大な転換として、米司法省(DOJ)は最近、議決権行使助言会社であるInstitutional Shareholder Services(ISS)に独占禁止法の「セーフハーバー」保護を与えていた1987年の書簡を撤回した。
この1987年の指針は、ISSが株主の議決権の問題にのみ注力する限り、司法省は独占禁止法上の措置を講じないことを示唆していた。
しかし、司法省は現在、環境が劇的に変化したと主張している。
今日、ISSとGlass Lewis社が議決権助言市場の90%以上を占有しており、多くの企業が株主に投票助言を行うと同時に企業向けのコンサルティングサービスも提供している。
司法省は、このビジネスモデルを利益相反とみなしている。
この規制の動きは、議決権助言会社への監視強化を求める2025年の大統領令に続くものである。
批判者たちは、これらの会社が投資家の利益よりもESGのようなイデオロギー的な課題を優先していると非難している。
1987年の書簡撤回は正式な訴訟ではないものの、法的な保護期間を終らせるものであり、業界を将来の独占禁止法調査に対して脆弱な状態に置くこととなる。
これに対し、JPMorganやWells Fargoなどの大手金融機関は、これらの強大な助言会社への依存を減らすため、投票プロセスを社内で処理する選択を強めている。
