CDC、ペンシルベニア州での死亡事例と麻疹の関連を調査
CDC、ペンシルベニア州での死亡事例と麻疹の関連を調査
更新日: 2026年9月2日 00:15
2026年8月、ペンシルベニア州で30年余りぶりとなる麻疹関連の死亡例が報告され、全米で大きな論争が巻き起こった。
これらの症例は、麻疹の活動が活発化していた時期にランカスター郡で発生し、ワクチン未接種の住民が関わっていた。
州当局は死亡時にウイルスが存在していたことから「麻疹関連」と分類したが、米国疾病予防管理センターしっぺいよぼうかんりせんたー(CDC)は、これらの死亡例を全米の集計から除外するという異例の措置を取った。
CDCは、ウイルスが直接的な死因である、あるいは死亡に寄与したことを証明する十分な証拠がないと主張した。
この決定を巡り、報告内容に疑問を呈した保健福祉省長官のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏と、同長官がワクチンに関する誤情報を拡散していると非難したペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事との間で、激しい政治的対立が生じた。
議論の焦点となっているのは、脾臓破裂で亡くなった乳児のケースである。
この乳児は麻疹の検査で陽性となったものの、地元の病理医はウイルスと死因は無関係であると結論付けた。
一方、州当局は、ウイルスが危険な脾臓の炎症を引き起した可能性を示唆している。
今年、米国内で2,900件を超える麻疹症例が確認される中、州による報告をCDCが覆したこの決定は、公衆衛生データが政治利用される懸念を深刻化させている。
