オーストラリア、悪性黒色腫の画期的ながん治療薬を承認
オーストラリア、悪性黒色腫の画期的ながん治療薬を承認
更新日: 2026年6月12日 02:45
オーストラリアは、紫外線の曝露が多いため「国民的がん」と呼ばれることも多い悪性黒色腫(メラノーマ)との闘いにおいて、大きな進歩を遂げています。
先頃、同国はがん治療における画期的な節目を迎ええました。
それは、ネオアジュバント、すなわち手術前の併用免疫療法の承認です。
ジョージナ・ロング教授が共同で主導したNADINA試験に基づくこの戦略は、手術後を待つのではなく、手術前に治療を行うというものです。
この転換により、高リスクのステージIIIメラノーマ患者において、疾患の進行や死亡のリスクを約68%軽減できることが示されました。
2025年8月1日、この画期的な治療法は医薬品給付制度(PBS)に正式に収載され、対象となるオーストラリア人が手の届く価格で利用できるようになりました。
これに加え、オーストラリアでは2024年のオプデュアラグのPBS収載や、2026年の固形がん初のT細胞療法であるライフィルーセルのTGA承認など、他にも大きな進歩が見られます。
これらの功績は、臨床研究におけるオーストラリアの世界的リーダーとしての地位を際立たせています。
革新的な試験とPBSを通じた公的資金の架け橋となることで、オーストラリアは、命を救う治療がもはや将来の可能性ではなく、進行メラノーマと闘う患者にとって現在の現実であることを確実にしています。
