科学者らがショウジョウバエの全脳マッピングに成功
科学者らがショウジョウバエの全脳マッピングに成功
更新日: 2026年6月11日 11:50
神経科学における歴史的な成果として、科学者たちはキイロショウジョウバエの全中枢神経系の包括的な地図を完成させました。
この「コネクトーム」あるいは配線図は、成体動物の神経系の全地図としては初めてのものです。
フライワイヤー・コンソーシアムによって発表されたこのプロジェクトは、高解像度電子顕微鏡、人工知能、そして複雑なデータを確認した数千人もの人間の研究者たちによる長年の協力の賜物です。
この脳地図には13万9000個のニューロンと5000万個以上のシナプスが含まれており、ほどくと150メートルにも及ぶ配線です。
キイロショウジョウバエの脳は人間よりも単純ですが、この地図は将来の研究のための不可欠な設計図となります。
研究者たちはこのデータが自由に利用できるようにすることで、脳生理学における発見を加速させ、アルツハイマー病やパーキンソン病のような神経変性疾患に対する新しい治療法を可能にしたいと考えています。
この画期的な出来事は、いずれ人間の脳の複雑な謎を解明するための重要な一歩となります。
