記録的な猛暑がヨーロッパを襲う
記録的な猛暑がヨーロッパを襲う
更新日: 2026年6月27日 04:30
2026年6月下旬、西ヨーロッパおよび中央ヨーロッパは、史上最大と公式に認定された、かつてない猛暑に見舞われています。
北アフリカからの酷暑をもたらす高気圧が停滞する「オメガブロック」という気象現象により、フランス、スペイン、英国といった国々では、過去の気温記録が次々と塗り替えられています。
この事態を受け、当局は緊急の赤色警報を出さざるを得ず、学校の閉鎖、公共イベントの中止、さらに線路の歪みといったインフラの故障が相次いでいます。「
ワールド・ウェザー・アトリビューション」グループによる科学的分析では、今回の極端な気象現象は、人間活動による気候変動がなければ「事実上不可能」であったと示唆されています。
世界で最も速く温暖化が進む大陸であるヨーロッパでは、1950年以降に発生した最も強力な猛暑の30例のうち23例が、2000年以降に集中しているという憂慮すべき傾向が見られます。
特に危険なのは、気温が20°Cを下回らない「熱帯夜」であり、体の回復に必要な休息が奪われ、健康リスクが高まっています。
夏の訪れが早まり、激しさを増す中で、今回のような出来事は、インフラと公共安全における深刻な脆弱性を浮き彫りにしています。
猛暑に加えて、同大陸は深刻な干魃や森林火災のリスク増大といった複合的な脅威に直面しており、ヨーロッパの夏にとって厳しい「ニューノーマル(新しい日常)」が訪れていることを示唆しています。
