フィリピン上院のウェブサイトがサイバーグループによりハッキングされる
フィリピン上院のウェブサイトがサイバーグループによりハッキングされる
更新日: 2026年6月12日 10:15
2026年6月、フィリピン上院の公式ウェブサイトが深刻なセキュリティ侵害に見舞われました。「
Nullsec Philippines」や「SentinelX」といったハクティビスト(政治的目的のハッカー)グループが、サイトの内容を政府の透明性と汚職の終結を求めるメッセージに置き換え、サイトを改竄しました。
この「バーチャル・グラフィティ(電子落書)」は、指導権争いやサラ・ドゥテルテ副大統領に対する弾劾審判で象徴される、政治的な動乱の最中に発生しました。
この事件は一般市民を不安にさせましたが、同サイトは主に公開文書のリポジトリとして機能しているため、上院のIT部門は機密情報が盗まれるような事態には至らなかったと確約しました。
この出来事は孤立したケースではなく、上院は2024年の「DeathNote」による侵害や2023年のファーマリー事件調査時の様々なボットトラフィックの急増など、繰り返されるサイバー脅威に対処してきました。
2026年6月の事件を受け、情報通信技術省と国家警察は調査を開始しました。
一方、上院指導部は安全を確保するため、一時的な在宅勤務体制へ移行しました。
当局は、ハッカーたちが主張する政治的動機にかかわらず、これらの侵入は重要な政府インフラを標的とした深刻な刑事犯罪であるとの立場を崩していません。
