ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初期宇宙の巨大ブラックホールを発見
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初期宇宙の巨大ブラックホールを発見
更新日: 2026年6月6日 02:45
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は、初期宇宙における「存在し得ない」ほど巨大なブラックホールを明らかにし、宇宙に対する私たちの見方を劇的に変化させています。
従来の理論では、ブラックホールは死にゆく星から何十億年もかけて緩やかに成長したと考えられていました。
しかし、JWSTはビッグバンからわずか4億年から7億年後に存在していた巨大ブラックホールを特定し、銀河形成に対する私たちの理解に大きな転換をもたらしました。
科学者たちはこれらの天体を、ブラックホールがその環境を支配しているように見えるコンパクトなシステム「リトル・レッド・ドッツ」の中でよく発見します。
これらの知見は、ブラックホールは小さな星の残骸ではなく、崩壊するガス雲から巨大な「重い種」として始まったとする「直接崩壊」理論を支持しています。
GN-z11銀河やAbell 2744-QSO1銀河などの観測から、初期のブラックホールは現代のものに比べて、宿主となる銀河に対してはるかに巨大であったことがわかります。
これは、ブラックホールが独立して進化したか、あるいは周囲の星よりもはるかに速く成長した可能性を示唆しています。
研究者たちは重力レンズを利用して遠方の光を拡大することで、初期宇宙の「鶏と卵」の謎をついに解き明しつつあり、ブラックホールが最初の銀河を形成する上で決定的かつ能動的な役割を果たしたことを証明しています。
