イタリアがイスラエルとの防衛協定を停止
イタリアがイスラエルとの防衛協定を停止
2026年4月14日、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、イタリアがイスラエルとの二国間防衛覚書(MoU)を終了すると発表した。
2003年に調印されたこの協定は、これまで軍事研究や技術交流を促進するため5年ごとに自動更新されてきた。
この更新停止の決定は、完全な外交断絶というよりは、重要な政治的な合図とみなされている。
この転換は、中東での紛争に対する国内の圧力の高まりや世論の反発、そしてイタリアの国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)平和維持部隊が関与する事案をめぐる懸念などが背景にある。
メローニ政権はこれまでイスラエルと強固な関係を維持してきたが、今回の行動は、より慎重な外交姿勢を示すものとなった。
イスラエル外務省は、この覚書を実質的な価値のないものと位置付け、同国の国家安全保障には何ら影響しないと主張し、この動きを軽視している。
専門家は、この停止を、複雑な地域情勢に対応しつつ、欧州の主要な同盟国としての役割のバランスをとるイタリアにとっての戦略的な調整とみなしている。
対イスラエル武器輸出をめぐる議論はイタリア政界において一貫した対立点であり、今回の決定は内政的および国際的な課題に対する政権の対応を反映している。
