ルーマニアでのドローン墜落、安全保障上の懸念が浮上
ルーマニアでのドローン墜落、安全保障上の懸念が浮上
更新日: 2026年5月30日 13:25
2026年5月29日、ウクライナへの攻撃中、ロシアが運用するドローンがコースを外れ、ルーマニアのガラツィにあるアパートに衝突しました。
この墜落により爆発と火災が発生し、市民2名が負傷したほか、70名以上の住民が避難を余儀なくされました。
ルーマニア軍のレーダーが4分間にわたりドローンを追跡していたものの、軍当局は人口密集地域における市民の犠牲を避けるため、F-16戦闘機による迎撃は見送られました。
この事件は、2022年の戦争開始以来、ルーマニアの主権に対する最も重大な侵害となります。
この件で安全保障への懸念が高まり、ルーマニアはロシアの外交官を追放し、コンスタンツァの領事館を閉鎖しました。
NATOはルーマニアに対し全面的な連帯を表明しましたが、この出来事は、小型で安価なドローンに対する防御の難しさという致命的な脆弱性を浮き彫りにしました。
現在ルーマニアは、NATOに対し先進的な防空システムの前倒し導入を求めており、国境周辺国は、迷走する弾薬やウクライナで続く紛争がもたらす非対称的な持続的脅威という「ニューノーマル(新たな常態)」に苦慮しています。
