カナダ、デジタル消費者のプライバシー保護を強化する新法案を提出
カナダ、デジタル消費者のプライバシー保護を強化する新法案を提出
更新日: 2026年6月15日 04:45
カナダは2026年6月10日、「安全なソーシャルメディア法」として知られる法案C-34を導入し、より安全なデジタル空間に向けた大きな一歩を踏み出しました。
この新しい法案は、特に若者の保護とオンライン上の有害なコンテンツの抑制に重点を置いており、責任を個人のユーザーからプラットフォーム側へと転換させています。
この法案の下で、主要なソーシャルメディアサービスやAIチャットボットは、「設計段階からの安全確保(セーフティ・バイ・デザイン)」の機能を採用することが義務付けられます。
重要な点として、16歳未満のアカウント利用に年齢制限を設け、ヘイトスピーチやいじめといった危険な素材の削除を義務付けています。
コンプライアンスを確実にするため、新しく設立されたカナダ・デジタル安全委員会は、これらの基準を満たさない企業に対して巨額の罰金を科すことができます。
その結果、カナダでは依然として包括的な連邦プライバシー法が欠如しており、一部の州が個別に対応するという規制のギャップが生じています。
さらに、この法案は市民の自由を守る団体から批判にさらされています。
彼らは、義務的な年齢確認がユーザーのプライバシーを侵害し、デジタル時代における表現の自由を制限する可能性があることを懸念しています。
